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Gakushuin University

渉外活動

最近、放研界隈の渉外活動について違和感を感じます。渉外活動に重きを置く一方で、本来力を入れるべく創作活動が軽視されていると僕は思います。

渉外活動に力を入れることには別に違和感は覚えません。むしろ促進されるべきだと思います。ただ、その割につまらない番組が多く見受けられることに違和を感じているのです。

(ここでいう"つまらない"は「心が惹きつけられない」という意味であって、単純に「笑える」"面白い"とは異なる"面白い"と対義の関係にあるものとします。)

 

僕が思う本来あるべき活動のバランスは、『創作≧渉外』です。渉外活動への力量は、創作活動への力量を決して超えません。もし超えたとしても、後者がすぐに追いつかなければなりません。

そもそも放送研究会の活動は創作を基盤としています。その証拠に番組発表会(以下,番発)があります。創作を無くして番発を行うのは不可能です。

ただ、パクりで行えば創作無くとも番発を行えます。しかし、それは創作を中心とした活動を行う放送研究会自体を否定しているので、反論要素としては不十分です。番発が主な活動である限り、創作は放送研究会の基本的要素であると言えます。

それに対して渉外活動はそうではありません。渉外活動は創作活動同様に基本的要素とは言い難いです。ここを勘違いしている人が多いと思います。

渉外活動はたしかに基本的要素に思えます。何故なら、観客がいないと番発が行えないと思うからです。観客が必要事項になっている以上、それを呼び寄せる渉外活動も必要事項、即ち基本的要素だと考えるのです。

一見妥当な考えに思えますが、この考えは根本的なところが間違っています。そもそも観客は必須ではないです。その証拠に内部での番発(以下,内番)を行なっている団体が多数あります。内番は外部からの観客を受け付けません。それ故に渉外活動を必要としません。そこに残っている遂行すべき基本的要素は、創作のみです。

ここで2つの反論要素が挙げられます。一つは、「内番だけでは放送研究会の活動を全うしていると言えないのではないか」、二つ目は「外番を1回でも行えば渉外活動は必要事項、即ち基本的要素になり得るのではないか」というものです。

まず一つ目ですが、僕は内番だけでも放送研究会の活動を全うしていると言えると思います。先ほど話しましたが、番発には創作が必須です。そして番発が放送研究会の主な活動である限り、創作は基本的要素です。その創作が、いくら内部のものであるとしても、番発を行う必要条件として挙げられ、実際に行うにあたり満たされている以上、放送研究会の基本的要素は満たされたと見做し、内番であっても活動が全うされたと考えるべきだと思います。

二つ目ですが、たしかに外番を行う上で渉外活動は基本的要素に思えます。というか実際にそうです。外番を行う上で会場や開催日時の連絡など必要最低限の渉外活動は不可欠です。

しかし、上記の渉外活動における基本的要素の意味合いと創作におけるそれは訳が違います。創作は言ってしまえば、究極の要素なのです。創作を遂行できなければ、放送研究会の活動を全うしたとは言えないのです。

それに対して、渉外活動は、例えそれを遂行できなくても、放送研究会の活動を全うできてしまいます。その証拠に内番を先ほど挙げました。渉外活動は放送研究会の活動を全うするにおいて、必須では無いのです。

では、渉外活動が遂行できないと全うできないものは何かというと、それは外番です。ここを履き違えてしまっている人が多いと思います。創作活動は放送研究会の活動を全うするのにおいて必須の基本的要素であり、対して渉外活動は外番を全うするのにおいて必須の基本的要素なのです。故に外番を1回でも行えば渉外活動は必要事項、即ち基本的要素になり得ますが、それは外番を行うのにあたってのそれらなのであり、それは創作と同様の放送研究会の活動を全うするのにあたってのそれらではないと言えます。

 

整理すると、以上のことから以下のことが言えます。

 

①創作活動は、放送研究会の活動を全うするにおいて必要事項、即ち基本的要素である。

②渉外活動は、放送研究会の活動を全うするにおいて必要事項ではなく、外向け番組発表会を行う上で必要事項、即ち基本的要素である。

 

そして以上の①②から、

③創作活動への力量を渉外活動への力量が追い越した時、その状態は放送研究会の活動を全うしているとは言えず、外向け番組発表会の必要事項を全うしていると言う方が適切である。

④放送研究会の活動を全うしていると言えないことから、その状態は放送研究会に属する本来の意味を失っているに等しく、存在自体を否定するに等しい。

 

ということが導かれると考えます。

 

以上のことを前提に、渉外活動を重視する一方で創作活動を軽視している風潮に違和感を感じると僕は冒頭で述べました。これは見直すべきだと思います。

年に2〜4程度、1団体につき外番を行なっているのが普通になっているので、渉外活動に力が入るのは当然です。その状況は認めますし、僕もそうであるのが普通だと思っています。だからこそ渉外活動を促進するのは良いと冒頭で述べました。これは放送研究界隈自体が盛り上がり非常に良いと思います。渉外との繋がりに楽しみを覚えた人も多いでしょう。

ただ、僕が言いたいのは創作活動を愚かにしないでほしいということです。渉外活動を行う分、それも向上しなければなりません。そうでないと、放送研究会に属した身にありながら、本来全うすべき活動を全うせずに、放送研究会の存在意義すら否定してしまう羽目になります。これに気づいてない人が多いのが悲しいことです。

渉外活動は楽しいだとか、人の繋がりを否定するなと言いたい人もいるかもしれません。ただそれは見当違いの反論です。僕が言いたいのは、渉外活動を減らせとか、控えろとかそういうことではないのです。もっと創作活動に向き合ってほしいのです。

渉外活動をするだけして、渉外担当だから適当に番組を出す。なんなら出しさえしない。そういうことをする(後者は不作為)ために放送研究会に属しているのではないのです。創作活動、即ち、番組制作や番組に何か携わるために属しているのです。

渉外活動をするなら、それで得たお客さんをできるだけ喜ばせて帰らせる努力も一緒にするべきだと僕は思います。

 

最後まで拙い文章を読んでくれてありがとうございます。

 

 

全部嘘です。

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